おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第40章 ピストン・バイブで絶頂地獄!?
「えっ? 何で上を脱がせてるんですか?」
アタシが慌てて川上さんの手を抑えると、川上さんは「だって、モリーって乳首攻め好きでしょう?」と言って、ニッコリと笑った。いや、それは好きですけれども。でも、今日のモニタリングは下半身用な筈だから、上を脱ぐ必要はないのではないだろうか。
「モリーったら、いつの間にそんなにビジネス・ライクになっちゃったのぉ? もっと楽しもうよぉ?」
「いやっ! 楽しみませんよ! 仕事ですからっ!!」
川上さんの魔の手から逃れようと身体を捻る。すると川上さんは、「ヤマの為?」とアタシに尋ねた。分かっているなら、察して欲しい。川上さんは、AD部でも空気を読むのが、一番優れている。だから、分かっている筈なのに、時々、こうやってアタシを困らせるのだ。山岡さんとアタシがお付き合いをする事になって、山岡さんの親友である川上さんだけが喜んでくれた。まあ、モニタリングの時は、容赦ないけど。
「え~……? そんなつまらない事言わないでよぉ? 全く……、最初の頃の可愛らしさはドコにいっちゃったのやら……。成長したのは喜ばしい事だけど……」
川上さんはアタシから視線を外すと、ボソッとそう溢した。