おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第41章 川上達哉という男(その3)。
駄目だと思いながらも、甘い蜜の香りに引き寄せられてしまう。モリーの性器はウツボカズラの様に、俺達のような虫を誘い込むんだ。そこに嵌ったら最後。溶かされてしまって。王子の様に彼女から抜け出せなくなるんだ。それが知りたいと思う反面、知ってはいけないとも思う。勿論、自分の為に。ちょっと味見のつもりが、嵌ってしまったら最悪だもの。
俺は深呼吸を繰り返し、気持ちを鎮めると、もう一度秘裂から零れた愛液をティッシュで拭い下着を穿かせた。
その場の昂りだけで、モリーを傷付けるワケにはいかない。大事な親友の彼女だもの。俺は彼女の身体に服を着せながら、そう自分に言い聞かせる。そして、ストッキングを穿かせようと脚を持ち上げたところで、モリーは身動ぎし、目を覚ました。
「あ……。アタシ……また気を失っちゃったんですね……?」
「そうだよ。気持ち良過ぎちゃったみたいだねぇ?」
「って言うか、止めてくれないからじゃないですか!」
「だってぇ、モリーってばすんごくエロカワで、攻めてて楽しいんだも~ん」
「「もーん」じゃないです! 身体が痛くて大変なんですからねっ!」
「え~? あの程度でぇ? モリー、運動不足なんじゃないのぉ? ヤマとエッチたくさんしてないの?」
「ちょっ! それと運動不足と何が関係あるんですか!?」