おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第42章 幸せのアフター6。
改札を抜けて、コンビニでお買い物をし、山岡さんの部屋へと到着すると、アタシ達は先ず玄関で軽くキスを交わす。熱い口付けではなく、「お帰り」「ただいま」の挨拶のキスだ。それから、お部屋の中に入り、冷蔵庫の中に買って来た物を仕舞う。ここで、時間があれば一緒にテレビを見たり、お喋りしたりするのだけれども、今日は遠出をした所為で余り時間がない。
「お出で」と言われて手を引かれ、ベッドルームに連れて行かれると、玄関で交わした軽いキスではなく、甘く深い口付けが与えられる。お互いの唇を貪りながら、お互いの服を脱がせ合い、素肌を触れ合わせ抱き合うと、二人はベッドに倒れ込んだ。
「今日は疲れてるだろうから、あんまり激しくしないでおくな?」
そう言って山岡さんは、アタシの頭を撫でながら目を細める。
「いいよ。激しくしても。いっちゃんの思う様に抱いて?」
「有難う。でも、珠子の身体が心配だよ。今日もカワに攻められたんだろ?」
「大丈夫。川上さんには、「もっと激しく抱かれて体力つけろ」って言われちゃったもの……」
「アイツ、そんな事言ったの?」
「うん」
「そっか……。それなら、珠子の体力作りに協力しないとな!」