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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第7章 坂内龍弥という男(その1)。


「アタシは……、可愛くなんかありません……」

 そう言って布団の中に逃げようとしたが、坂内部長にそれを阻止されてしまった。

「そんな事はない。可愛いよ。色んな意味を含めて」

 そう言うと坂内部長は、アタシの方を向いて隣に寝転がった。「女の子は、化粧をすれば可愛くなるし、恋をすればもっと可愛くなる」なんて言いながら、ポンポンとお腹の辺りを子供をあやす時の様に叩く坂内部長。

 それで、アタシは坂内部長の言う「可愛い」は「子供みたいで可愛い」と言う意味なのだと理解した。坂内部長の様な大人の男の人から見たら、確かにアタシはまだ子供だろう。お化粧もしていないし、余計に子供っぽく見えるに違いない。

「……で、どうする? 森脇さん? もう少し頑張ってみる?」

 坂内部長に問われて、アタシは視線を宙に彷徨(さまよ)わせる。アタシは必要とされているのだろうか。それとも、次の人が決まるまでの繋ぎとして、引き止められているだけ?「頑張る」と言ったら、またあんな事をされるのだろうか。

 「あんな事」

 それを思い出して、身体がカッと熱くなる。初めて経験した快楽と絶頂。男の人に胸を揉まれて、舐められて、おまけにアソコまで……。

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