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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第7章 坂内龍弥という男(その1)。


 平川さんにアソコを舐められた事を思い出すと、身体の奥からジワリと熱い何かが零れ、アソコを濡らした。

「どうしたの? そんなに色っぽい顔をしちゃって……。エッチな事を考えちゃった?」

 アタシの心の中を見透かした様に、坂内部長はそう言うと、圧し掛かる様にアタシの上に乗り、顔を覗き込む。

「やっ! 見ないで……下さい……」

 アタシはそう言って両手で顔を隠すと、坂内部長はアタシの腕を取り、頭の脇にそれを縫い付けた。

「隠しちゃ駄目だよ。君の恥じらっている顔、凄く可愛いんだから。もっと見せて?」

 そう言ってアタシを見つめる坂内部長。でも、ただそれだけで、高槻さんや他の先輩方の様に、アタシの身体を触ったり等はしない。それが何だか物足りないと少しだけ思う。

(え? 「物足りない」って、アタシ何を考えてるの!? 何を期待してるの!?)

 アタシは自分の心と身体の変化に動揺を隠せない。そんなアタシを見て、坂内部長は、唯ニコニコとアタシを見降ろしているだけだ。

「戸惑っている顔もいいね。君は言葉にするのは得意ではないかも知れないけれど、表情が君の心をよく現しているよ。だから、もっと色んな表情を見たくなる……」

 そう言ってアタシの頬を坂内部長は、そっと撫でた。

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