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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第45章 絡まる糸(その1)。


 「え⁉ 先生? 平川さん!? どうして!?」

 アタシが困惑して二人の顔を見比べると、二人の口元には歪んだ笑みが浮かんでいた。「抵抗されても困りますからね」と言いながら、池田先生は、アタシのシャツの釦を外していき、平川さんはアタシのスカートとストッキングを下ろしていく。嫌だと言って身を捩っても、両腕の自由が利かない身では、その抵抗は虚しくて。あっと言う間に下着にシャツを羽織っただけの姿にされてしまった。

 「さあ、今日はどんな治療をしましょうか?」

 そう言って池田先生がアタシの頬を撫でる。その手は少しひんやりとしていて、でも優しかった。アタシが山岡さんと付き合うまでの池田先生は優しくて、ずっとアタシの味方だと言ってくれていたのに。最近の先生はちょっと怖くて。本当の池田先生はどれなんだろうと考えてしまう。

 ベッドの端に腰を下ろしてアタシを見下ろしながら、浮かべている池田先生の微笑が怖くなり、視線を右に逸らせると左側には、平川さんが座っていた。そして、平川さんはアタシの頭を撫でながら、池田先生と同じ様な作った微笑を浮かべていた。

 「先生、医務室ならではのプレイってないんですか?」

 そう平川さんが尋ねると池田先生は「ここにそんな設備や器具があるわけないでしょう?」と答える。

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