おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第45章 絡まる糸(その1)。
「ああ、でもあれは使えるかな?」
そう言って先生はベッドを降りると、薬品棚から何かの瓶を取り出し、ピンセットと脱脂綿とそれを携えて戻って来た。池田先生は平川さんにアタシのショーツを脱がせる様に言うと、瓶の蓋を開け、薬液を脱脂綿に染み込ませる。
「先生、それは?」
「ああ、これですか? 皮膚用の麻酔ですよ。これをここに……こうして塗って……」
そう言いながら、先生は湿った脱脂綿を摘まんだピンセットを動かし、左手でアタシのクリトリスを包む皮膚を左右に広げると、剥き出しになったそこにちょんちょんと薬を塗布する。
「麻酔なんてつけてどうするんですか?」
平川さんは、アタシのアソコを覗き込みながら、池田先生に疑問を投げかけた。先生は薬液の染みた脱脂綿をゴミ箱に捨てると、平川さんの問いに質問で返す
「ふふっ。ちょっとだけならね、痺れるだけです。感覚はちょっと鈍くなりますが、この程度でしたら全く感覚がなくなる事はない。それがどういう事だか分かりますか?」