おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第45章 絡まる糸(その1)。
だけど……。
カーテンの向こうで池田先生が応答していると言うのに、平川さんの動きは止まらなくて。それどころか、アタシの乳首を舌で転がしながら、手を下肢へと下ろすと、アソコの中に指を沈めて中を掻き回し始めたのだ。
「んんっ……!!」
声を漏らさない様にと唇を噛み締めていたけれど、どうしても漏れてしまう。平川さんは、「電話に向こうの人に聞かれたら不味いでしょ? 声は出しちゃ駄目だよ」と言いながらも、指や舌の動きは止めてくれなくて。堪えようと思えば思う程、快楽が増幅していく。
「声を出しちゃ駄目」と言いながらも、平川さんはアタシの弱い所ばかりを攻めてきて。声で快楽を逃がす事が出来ないアタシは、身体を震わせてその快楽から逃れようとした。アタシの身体が震える度に、医療用のパイプベッドがギシギシと軋み音を立てる。
カーテンの隙間から見え隠れする池田先生は、電話の向こう側の誰かと話しながらも、こちらをチラチラと見て口元に笑みを浮かべていた。そして受話器を置くと、こちらに戻って来て平川さんに向かって、「そこまでですよ」と言った。
「坂内部長から、早く戻って来なさいとの連絡が入りました。平川君は部署に戻りなさい」