おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第46章 訪問者、再び。
アタシは特に興味があったワケでもないので、首を横に振ると、山岡さんは「そっか」と言って、レジ袋を持っていない方の手で、アタシの手を握った。
手なんて何度も繋いでいるのに。不意にそんな事をされると、未だにドキッとして手に汗を掻いてしまう。すると山岡さんがクスクスと笑って、「緊張してんの?」と言って揶揄(からか)う様にアタシの顔を覗き込むもんだから、アタシのドキドキは治まらなくて。恐らく赤くなってしまったであろう顔を俯かせる。
そんなアタシを見て山岡さんは、「あー……。もうっ! 本当に珠子は可愛いなっ! 今日は寝かせないからな!?」と、更に赤面してしまう様な事を言うから、アタシはますます顔を上げられなくなってしまう。そして、部屋に着いてからの事を考えると、今度は違った意味で胸が高鳴ってしまった。
(山岡さんと二人で過ごせる時間を励みに、一週間頑張ったんだもの。少しくらい甘えてみてもいいよね? 可愛がって貰ってもいいよね?)
これから二人で過ごす甘い時間を想像すると、それだけでアタシの身体は熱くなり、とろりと露を溢す。「不味い」と思って、アソコをキュッと締めてみたけれど、時既に遅し。アタシのエッチなお露は、じわりとショーツに染み込んでいってしまった。