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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第46章 訪問者、再び。


 クチュクチュと卑猥な水音を立てながら、山岡さんの指がアタシの中を掻き回す。高く掲げられ、天を仰ぐアタシのクリトリスに舌を伸ばしてレロレロと舌を動かす山岡さんが、アタシの顔を見下ろしている。身体は深く折り曲げられ、苦しい筈なのに、それを忘れてしまうくらい、いやらしい光景に恥ずかしいと思いながらも、目を逸らす事が出来なかった。

 山岡さんは何かを思いついた様に、「あ、そうだ」と言うと、未だ、少しだけサイダーの残っていたグラスを手に取る。そして、アタシのアソコに数滴垂らすと、ジュルジュルと音を立てて、サイダーとアタシのお露(もしかしたら山岡さんの精液も?)のカクテルを啜った。

 氷が融けた所為か、炭酸は殆ど抜けていた様で、特に刺激は感じなかった。唯、冷たかったから、液体が肌に触れると、思わず反射で身体がピクンと跳ねる。それを楽しそうに見ている山岡さん。ちょっと意地悪な笑みに背中が快感でゾクゾクする。アタシが言葉にしなくても、きっと山岡さんはアタシの事を理解してくれているんだ。その時、そう思った。

 その晩、山岡さんの宣言通り、アタシは寝かせて貰えず、一晩中、山岡さんの熱を受け入れ悦びに喘いだ。外が白む頃には、声も枯れていて身体もクタクタだった。けれど、好きな人に愛されて、凄く幸せで満足したアタシは、山岡さんの腕の中で、いつしか眠りに就いていた。

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