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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第47章 淫乱珠子の出来上がり!?


 更に言えば、咄嗟にバランスを保とうとして開いた脚の間に、平川さんの長い脚が入り込んで。平川さんの腿がアタシの股間に当たってしまっている。平川さんは必死に脚を動かして、アタシの脚の間から引こうとしているけれど。逆にその動きがアタシのアソコを擦り上げる。

 (動かないで。お願い!!)

 そう思いを込めて、平川さんの顔を見上げるけれど気付いて貰えない。余計に焦ってしまい、脚の動きが激しくなっていく。大きな身体の平川さんが身動きをするものだから、周りの人から咳払いやら、冷たい視線を浴びせられるやらの非難を受けて。平川さんは周りに謝りながら、脚を抜く事を観念した様だった。「ごめんね。たまちゃん」と、平川さんの口がそう動いた様に見えたけれど。車内アナウンスで、平川さんの声はかき消されてしまった。

 車掌さんのアナウンスによれば、次の停車予定の駅で人身事故があったみたい。「これは暫く動かないだろうな」と、諦めの溜息を零す。せめて、前の駅に停車中だったら良かったのに。そう思わずにはいられない。

 首を動かして周りを見ると、座席に向いて立っている人達は、身動きが取れる様で、スマートフォンを取り出してSNS等や路線アプリで情報をチェックしているみたいだ。中には会社に電話を掛ける人、メールを打つ人もいた。

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