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　深く呼吸を繰り返している内に、身体の疼きと熱さが治まった様な気がしてくる。何とか強請らなくて済みそうだと思った矢先。アタシの脚の間に挟まっていた平川さんの脚が小刻みに震え始め、アタシのアソコをジワジワと刺激し始めた。

　「んっ……！」

　折角、鎮まったと思ったのに。完全には鎮まっていなかったらしく、緩やかな刺激に再びアソコがジンジンとして疼き始めてしまう。そうなると、アタシの身体は正直で。平川さんの脚にアソコを擦り付ける様に、腰がゆるゆると動いてしまった。

　ところが、アタシの腰が動き始めると、平川さんの脚の動きがピタリと止まってしまう。顔を上げて平川さんを見ると、にっこりと笑っていて。その顔は「強請れ」と言っている様だった。

　だけど、やはり口に出す事は出来なくて。アタシは再び気持ちを落ち着けようと深呼吸を繰り返す。すると、また平川さんはアタシの脚の付根を刺激してきて、アタシを弄ぶ。それを何度も繰り返され焦らされていると、次第に強請ってしまいたい衝動に駆られてしまう。

　やっと電車が動き出した時、アタシは平川さんのシャツの袖をギュッと掴みながら、「最後までして欲しい」と口に出していた。