おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第47章 淫乱珠子の出来上がり!?
「へぇ? 最後まで? いいの?」
耳元でそう言って平川さんはアタシの顔を覗き込む。先程までの意地悪な表情から一転して、その顔には嬉しそうな笑みが浮かんでいた。多分、犬だったら尻尾が千切れそうなくらい振っていそう。それくらい目が輝いている。
こう言う所が憎めない。
アタシには山岡さんという彼氏が居るのに。どうしても、この人に冷たく出来ないし、邪険に扱う事も出来ないから困ってしまう。
それに、お腹の辺りに当たる平川さんの硬い欲棒が、アタシを「欲しい」と訴えていて。アタシの身体を触りながら反応してしまったんだと思うと、ちょっと愛しく思えてしまった。
「じゃあ、次の駅で降りようか?」と言われて頷くと、利用者の少ない駅で降ろされる。そのまま手を引かれ、人気のない男子トイレに引き摺り込まれた。「こんなところで!?」と驚いていると、個室に押し込まれ扉に鍵が掛けられる。
「最後までして欲しい」とは言ったけれど、まさかトイレでだなんて。誰か入って来たらどうするつもりなんだろう。声を我慢しなくちゃいけないなんて、余計に苦しいよ。