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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第49章 治療。


 アタシの体温で温められた、生クリームとゼリーの甘い香りが鼻腔を擽る。アタシは自分の身体を見て、ベタだけど『デザートはアタシ』って事かと気付いた。

 「一度やってみたかったんですよねぇ……」

 アタシの身体を満足気に眺めながら、先生はそう言って満面の笑みを浮かべる。その笑顔は、子供の様に無邪気だった。けれど、次の瞬間にはギラギラとした雄の眼に変わっていた。

 池田先生は口の端をニヤリと吊り上げながら、アタシの耳元へ顔を寄せると、「今から、美味しく食べてあげるよ」と言って、ペロンと耳の縁を舐める。アタシが「ひゃっ!」と声を上げて、肩を竦めると、クスクスと笑いながら耳元から離れる。そして、楽しそうに「どこから食べようかなぁ?」と言って、アタシの顔を見上げながら、舌を出して身体の上で顔を彷徨わせた。

 先生の舌がアタシの胸に近付く。アタシの身体は乳首が舐められるのを期待して、その先端をツンと尖らせた。幸い、クリームで隠れているから、先生には見えないけれど。もし見えていたら、アタシがこの状況を嫌がっていない事がバレバレだっただろう。

 そう。嫌じゃなかった。寧ろ、ドキドキして興奮している。普通じゃない事が、こんなに興奮するなんて。アタシっておかしいのかな。もっと普通じゃない事をして欲しいと思ってしまうなんて。

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