おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第49章 治療。
池田先生は、アタシの腰に手を添えると、上半身をアタシの上に倒す様にしながら、一気にアタシを貫いて来た。その瞬間、頭の中で火花が飛び散る。一気に快楽の頂きに登りつめた身体はパニックを引き起こした。背中が反り返り、身体がビクンビクンと陸に揚げられた魚の様に跳ねる。
「ははっ。もうイッちゃったんだね? 中がヒクヒク蠢いてる。未だこれからなんだけどねぇ?」
そう言うと先生は、アタシに余韻に浸る暇を与えず、欲望で中を掻き回す。親指でクリトリスをぐりぐりと弄りながら。
「やっ!! 駄目っ!! 先生っ……止めてっ!!」
達したばかりで敏感になっているのに追い打ちを掛けられて、アタシの身体は更にビクビクと跳ねる。逃れようと身体を捻ったり、頭を振っていると、先生の動きがピタリと止まった。「本当に止めて欲しい?」と言って。そして、先生はアタシの顔を覗き込みながら、言葉を続けた。
「キミの身体は一度や二度くらいイッたくらいで満足しないだろう? 正直に言ってご覧よ。本当は、もっと欲しいんだよね? 口では「嫌だ」と言うけれど、もっと気持ち良くなりたいんでしょ? 入社する前は、両親以外にキミを求める人がいなかった。だから嬉しいんだろ? こうやって求められて、無理矢理されるのがっ!!」
先生は綺麗な顔を少し歪めながら、腰を激しく打ち衝けてくる。叩き付けられているのは、先生の怒りなのだろうか。それともアタシに対する憎しみなのかな。