おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第50章 【番外編】真夏の出来事(その1)。
「じゃあ、全身くまなく塗ってあげるねぇ?」
そう言って川上さんは、アタシの顔を覗き込んでニッコリ笑うと、アタシの水着の肩紐に手を掛けて下ろす。俯せになっているから胸は見えないけれど、腰の辺りまで下げられてアタシの胸は丸出しになってしまった。
「前も塗ってやらないとな!」
山岡さんはそう言うと、アタシの腕を掴む。そしてそのまま引っ張り上げられ、アタシの身体は起き上がった。
(えっ!? ちょっ!?)
そう思った時には、時既に遅し。アタシのささやかな胸は、皆さんの前に露わにされてしまった。アタシは慌てて伏せようとしたけれど、平川さんの腕がアタシの身体に巻き付き、動きを封じられてしまう。そして、平川さんの長い脚が、後ろからアタシの脚に絡まると、両膝を左右に割られてしまった。
「王子、ナーイス!」と言って、山岡さんは手に出したローションをアタシの胸へと塗り始める。最初はローションを伸ばす様に肌を撫でていた掌だったが、次第に指先に力が込められ、モミモミとアタシの胸を揉み始めた。川上さんは、アタシの隣に座るとお腹の辺りにローションを塗りながら、その手を下ろしていく。水着の中に忍び込み、下腹部を撫でた掌は更に下りていき、茂みの辺りをふわふわと撫で回した。
その間、平川さんはアタシの耳朶や首筋を舌で弄び、アタシの口からは変な声が漏れてしまう。更には、一人、蚊帳の外だった下出までやって来て、アタシの脚にローションを塗りながら、その手を脚の付根へと移動させてくる。
四人の男性に身体のアチコチを撫でられ、擽ったいのと同時に、エッチな気分になってきてしまって。アタシは身体をビクつかせながら、甘い声を出してしまった。