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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第50章 【番外編】真夏の出来事(その1)。


 頑張ろうとすれば頑張ろうとする程、返り討ちに合うし。アタシの頑張りが、皆さんの男としての本能に火を点けているなんて、ちっとも知らなかったから。それは後で川上さんが教えてくれるのだけれど、まだ、先の話だ。

 その川上さんから話を振られて、アタシの口内を舌で犯していた平川さんが「急に僕に話を振らないでよ」と言って、アタシの唇を解放する。呼吸をするのもままならない程に激しい口付けから解放され、アタシは安堵の溜息を零したけれど、それは直ぐに嬌声と変わった。

 下出に強くクリトリスを吸われたのである。散々舌で弄られ充血して勃起したそこは、更なる強い刺激を受けて蕩けてしまいそうな程、甘美な快楽を脳に伝えた。

「やっ!! それっ……駄目っ!! やあぁぁぁ!!」

 ビクビクと身体を震わせながら、アタシの腰がグイッと宙に浮く。下出はアタシの腰に左腕を回しがっちりと支えると、そのままジュルジュルと音を立てながら、クリトリスを吸い上げ舌で転がした。右手は相変わらずアタシの中を掻き回し、Gスポットを攻めてくる。

(やだ、やだ!! 気持ち良過ぎておかしくなっちゃうっ!!)

 そう思いながらも視線を身体に移す。後ろから平川さんに抱きかかえられ、腰を浮かせたアタシの身体。ツンと尖った乳首を山岡さんの舌がペロペロと舐めている。もう片側を見れば川上さんが焦らす様に乳首の周りに舌を這わせて、アタシを見上げていた。更に下半身を見れば、茂みの上には下出の顔。まるで髭を生やしているみたいだけど。今のアタシはそれを見ても笑えない。唯、喘ぎ声を上げて腰を揺らすだけ。三人の六つの目は、笑う様に細められながらアタシを見つめている。そんなに見ないで欲しい。恥ずかしいから。

 だけど、それは言葉にはならなくて。アタシは「やぁん」とか「ああん」とか、そんな言葉にならない声を上げ続けた。

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