おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第51章 【番外編】真夏の出来事(その2)。
何事かと目を瞬かせていると、頭上から顔を覗き込んだ平川さんが、「未だ、僕達の食事は終わってないよ? これからがメインだからね」と言って微笑む。どう言う事だろうと、平川さんの顔を見ながら考えていると、足首を掴まれた。ハッとして足元を見ると、アタシの両脚は山岡さんと高槻室長に持ち上げられていて。何も穿いていないアタシのアソコは、足元に座っていた部長の眼前に晒されていた。
「やっ! 部長!? 駄目ですっ。見ないで下さいっ!!」
アタシは部長の視線から逃れようと腰を左右に振る。腕の拘束を外そうともがくけれど、外す事が出来ないのは、入社日に体感済である。我社の商品の拘束具の優秀さは、この数カ月で嫌と言う程、経験してきた。暴れるだけ無駄なのだ。だから、アタシは観念して暴れるのを止めた。
足元を見れば、持ち上げられた足首にも拘束具が取り付けられており、天井からぶら下っているバーに括り付けられていた。アタシは最初、それを室内で洗濯物を干す為の物干竿だと思っていたのだけれど。どうやら使い道は違っていた様だ。
それにしても恥ずかしい。坂内部長を除くAD部の皆さんには、身体の隅々まで何度も見られてはいるけれど。こんな風に全員に見られる機会なんて、そうなかった。しかも、全員の視線がアソコに注がれているのを肌で感じる程だ。どれだけ集中して見られているか、顔を背けていても分かる。
アソコの形や毛の生え方まで、じっくりと見られてしまっている。そう思うと恥ずかしさがどんどん募っていって。その羞恥はアタシの身体を敏感にさせていき、無意識の内に身体の奥からトロっと露が溢れ出てしまっていた。