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プリンセスさまのヒミツ

第3章 命令ゲーム

「大…輔…?」

「バレちゃしかたねぇ。」

「何で!どうして…?」

「何で?そりゃお前のことが好きだから。」

「そ、そんなの自分勝手すぎるよ!そんな大輔の気持ちで私の…。」

「あれ?もしかしてあれがファーストキス?」

「…だったら何///」

「へー…。なら良かった。」

「良かったって…私は良くないわよ!なんで好きでもないやつとキスしなきゃいけないのよ!しかも…初めてなのに…。」

「好きでもない、ね…。オレはお前のこと好きだけど?」

「あんたの気持ちなんて知らないわよ!ほんと最悪…。うっ、ひっく。」

「お、おい。そんな泣くほどのことかよ!?」

「あたり、まえ、じゃない…。」

「…。」

もーやだ。なんで大輔なんかに私の初めてあげなきゃなんないのよ…。

ぎゅっ

「ひっく…え?」

大輔が私を抱きしめてきた。さっきの強引なキスとは対照的な優しい抱きしめかた。

「ごめん。…もう…泣くなよ。」

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