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プリンセスさまのヒミツ

第4章 プリプリのお仕事!

「なっ…バカにしないでよねっ!数字ぐらい書けるし!計算は…苦手…だけど…。」

「ならいーや。計算はオレがするから真宮はその表に数字書き込んどけ。」

「…ありがと。」

大輔も優しいとこあんじゃん。

「ま、オレの方が数字は成績いーし、バカなお前がやるよりは速く終わるしな。」

前言撤回。大輔が優しいなんて甘く見た私が悪かった。

「なによ!成績って言ったってちょっとしか変わらないじゃない!それに私だって一応学年では上位には入ってるもん!」

「でもオレよりは成績下だろ?」

「うっ…それは…そうだけど…。」

「ほら、バカじゃん。」

「~~~っ!」

ムカつくぅっ!そりゃ大輔は学年トップだけど私だって学年2位だし。それに前回のテストでは大輔との差はたったの10点だったんだから!

「真宮!」

「は、はひ!」

しまった。いきなり名前呼ばれてびっくりしてとっさに変な声出しちゃった…。

「変な返事するまえに先に早く数字書けよ。ほら、ここが28で…。」

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