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プリンセスさまのヒミツ

第1章 プリンス&プリンセス

「「いってらっしゃいませ、ご主人様。」」

「乃愛ちゃん。もう閉店の時間だから上がっていいわよ。」

「いえ、大丈夫です。最後までいますから。」

「あら、そう?じゃあお言葉に甘えて…。」

「はい!」

~10分後~

「「いってらっしゃいませ、ご主人様。」」

「ふー。よし!じゃあ今日はおしまい!みんな上がっていいわよ。」

「「「はぁーい。」」」

「それにしても乃愛ちゃん、ほんとよく働いてくれるよね。かわいいし、人あたりもいいし。お客様には大人気だよ。」

「ほんと、助かるわぁ。」

「いえいえ、そんな。働かせていただいてる身ですし。できる限り、せいいっぱい働きます!それしか私に出来ることがないんですし。」

「まぁうちとしては嬉しいかぎりなんだけど…。無理だけはしないでね!」

「大丈夫です!でわお先に失礼します。」

「きをつけて帰るのよぉ。」

「はぁーい。」

がちゃ

「…あ。真宮。」

「…え?」

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