短編集2
第3章 万華鏡
「.....っ!!!.......好きだっ、一輝.....好きだよっ.....!!」
その言葉に今まで見た中で一番嬉しそうな顔をして一輝は泣きながら笑った。
「ありがとう......僕も深夜くんのこと大好きっ......」
馬鹿だ、俺は。
こんなに大切なものがずっと近くにあったのに。
素直になりたくなくて、たくさん傷つけた。
「一輝っ、これは夢じゃない、現実なんだっ....!」
「ううん、そんなことないよ。現実の深夜くんは嘘でも僕のことを好きなんで言わないから。僕のこと、嫌ってるから。」
何かで頭を殴られたみたいだ。
「現実だ、なんて悲しいこと言わないで。」
その言葉に今まで見た中で一番嬉しそうな顔をして一輝は泣きながら笑った。
「ありがとう......僕も深夜くんのこと大好きっ......」
馬鹿だ、俺は。
こんなに大切なものがずっと近くにあったのに。
素直になりたくなくて、たくさん傷つけた。
「一輝っ、これは夢じゃない、現実なんだっ....!」
「ううん、そんなことないよ。現実の深夜くんは嘘でも僕のことを好きなんで言わないから。僕のこと、嫌ってるから。」
何かで頭を殴られたみたいだ。
「現実だ、なんて悲しいこと言わないで。」