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短編集2

第3章 万華鏡

「なんでっ、キスなんか........」





「一輝が、好きだから。」







細く、すっぽりとおさまってしまう体を引き寄せて抱きしめる。






「何回でもいってやる。俺は一輝が好きだ。」




「うそっ......」





「嘘じゃない。」








俺から離れようと体を押す一輝をはなすまいとさらに強く抱きしめる。









「お前が、俺と同じ高校と大学にくるっていったとき、俺はお前に選んでもらえたんだって心底ほっとした。好物だって、お前の始めての手料理のハンバーグから変わってない。いろんな人の笑顔をいつもお前ならこう笑うのにって比べてきた。」





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