短編集2
第5章 美形×平凡特集
礼央はいわゆるバイという奴で。
浮気現場の遭遇は男の時も女の時もあった。
でも捨てられるのが怖くて、聞き分けのいいふりをしないと礼央のそばにいられないから、何も言ったことはない。
そして礼央は超がつく俺様だ。基本自分が楽しければいいという考えだし、付き合っているからと言って特別何かをしてもらったわけでもない。
でもそれでいいんだ、礼央が隣にいて恋人でいてくれるだけでもいい。
「ねぇ礼央。」
「あ?」
買ってきたご飯を渡して話しかけると邪魔するなとばかりの低い声がかえってくる。
「あのさ、明後日開けておいて欲しい。」
その言葉にえー!と周りから声が上がるが、礼央は俺の目をじっと見て
わかった。
そう答えた。
「あ、ありがとう!!」
俺にとって、それだけでも嬉しくて、俺の声は恥ずかしながら少しだけ上ずってしまった。
いつもは、他の子と予定入ってたり、ドタキャンされたり。
でも明後日だけは、譲れない。
それは、礼央の誕生日だから。
恋人としてお祝いしてあげたい。
「じゃ、じゃあ明後日の夕方礼央の家行くから!!」
「あぁ。」
既に興味なしというように礼央はスマホをいじっているが、俺は天にも登るような気持ちだった。
浮気現場の遭遇は男の時も女の時もあった。
でも捨てられるのが怖くて、聞き分けのいいふりをしないと礼央のそばにいられないから、何も言ったことはない。
そして礼央は超がつく俺様だ。基本自分が楽しければいいという考えだし、付き合っているからと言って特別何かをしてもらったわけでもない。
でもそれでいいんだ、礼央が隣にいて恋人でいてくれるだけでもいい。
「ねぇ礼央。」
「あ?」
買ってきたご飯を渡して話しかけると邪魔するなとばかりの低い声がかえってくる。
「あのさ、明後日開けておいて欲しい。」
その言葉にえー!と周りから声が上がるが、礼央は俺の目をじっと見て
わかった。
そう答えた。
「あ、ありがとう!!」
俺にとって、それだけでも嬉しくて、俺の声は恥ずかしながら少しだけ上ずってしまった。
いつもは、他の子と予定入ってたり、ドタキャンされたり。
でも明後日だけは、譲れない。
それは、礼央の誕生日だから。
恋人としてお祝いしてあげたい。
「じゃ、じゃあ明後日の夕方礼央の家行くから!!」
「あぁ。」
既に興味なしというように礼央はスマホをいじっているが、俺は天にも登るような気持ちだった。