テキストサイズ

大日本色々歴史

第4章 本能寺の真相

清玉上人が信長様を連れて行ってくれたのを確信したからこそのあの表情だと思うと合点がいきます。

必ず麒麟を呼んで平らかな世を作ることを決意した光秀様。

しかし、戦国一狡猾な猿が着々と天下を取る準備をしていました。

麒麟で光秀様に暴かれたようにヤツには大勢の弟(忍び)がいたのだから、信長様と光秀様の確執、信長様の家康様討ちを知っていて、やるなら家康様討ちの舞台の本能寺に少人数でいる時だと読んで着々と和解の準備をして中国大返しの準備を整えていたのです。

派手好きの猿のこと、中国大返し程の派手なパフォーマンスに嬉々としていたことでしょう。
ヤツひとりでそこまで出来たかは疑問ですが、黒田官兵衛殿が付いていれば簡単なことです。

官兵衛殿、それだけの知将でありながら何故こっち(徳川殿)じゃなくて猿なんかにwww.

猿は農民の出だから本来なれるはずのない関白に、朝廷に金銀財宝を与えてなったことが『江』では描かれました。

しかし、そればかりではなく朝廷が光秀様に本能寺の変を起こさせたことも把握していて、それをネタに朝廷を脅したことが家康様の小説には書かれています。

さらに家康様の小説にはイエズス教等当時頻繁に日本に来ていた外国勢が日本を侵略することを企んでいて、信長様のやり方では太刀打ちできないから新たな政権を作る必要があったことも書かれています。

そのためにバテレンやキリシタンを禁止したいきさつも。ヤツらは信長様とかの目の届かない九州で日本のおなごを外国に売り飛ばしたりやりたい放題だったとも。

その外国のえせ宗教の極悪団体を関白殿が追放したことも本人の口から聞いて家康様が関白殿を尊敬するに至るシーンも先日書かれました。

それが誠なら狡猾な手は使いましたが、関白殿を評価するほかないとも思いましたが、後の残虐非道な殺戮や朝鮮出兵等の愚行を思うとやっぱり好きにはなれません。

ともあれ、信長様に代わる政権を確立して異国の脅威を追放するという壮大な計画があったにしろ、狡猾な猿関白殿によって光秀様は滅ぼされてしまいます。

しかし、麒麟は清清しい小気味いいラストで幕を閉じました。

光秀様のことをよく知らずに愚かにも狡猾な猿に利用されただけの人としか見ていなかった(半分は当たっていますね笑)ので不覚にも全く知りませんでしたが、光秀様生存説というのがあったんですね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ