テキストサイズ

teardrop

第6章 6滴

透花が沈黙を破るように「あ、あの…何でもないの…」と答える。

「ちょっと、真紀ちゃん達とふざけ合ってて…ね?真紀ちゃん」と言うと、真紀の方を見た。

真紀は黙ったまま透花を見て頷いた。

「それより私、何か急に気分…悪くて…また発作出そうな…」

松本が「大丈夫!?」と心配そうに透花を支える。

息苦しそうにしながらフラつく透花。

「藤沢!俺、トーカちゃんを保健室に連れて行くから、授業遅れたら先生に言っといて」

そう言うと、松本は透花に付き添って一緒に保健室へ向かう。

だが、保健室の先生は急用で少しの間、留守になると言うので、発作が酷くなる事を懸念した松本は保健室に残る事にした。

暫くすると、透花の呼吸は落ち着きを取り戻したが「まだ体が怠い」と言いながら辛そうな様子。

透花はベッドで横になって休む事にした。

保健室の先生が戻る頃、透花は静かに眠りについていた。

松本も教室に戻ったが授業を終えるとホームルームを待たず、すぐに保健室へ行く。

透花は目を覚ましていたが、頭痛が酷くて薬を飲んだばかりだった。

先生に言われて薬が効くまで、もう少しベッドに横になってる事にした透花。

松本は保健室で透花の回復を待って、傍についていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ