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teardrop

第7章 7滴

頭を抱えて顔をしかめる透花。

「え〜っと…どうしたらいいかな?どうしよう」

彩はキョロキョロしながら困っていた。

「…薬、あるから…」

透花は痛む頭を押さえながらカバンの中を探る。

彩は急いで、近くの自販機でお茶を買うと薬を飲もうとしてる透花に蓋を開けて渡した。

暫くすると頭痛が少し落ち着いてくる。

透花が一息つくと彩がまた心配そうに聞いた。

「大丈夫?」

「まだ少し…」

徐々に痛みが治まってゆく。

透花が彩に「あの、さっきの子…同じ学校の…」と説明しようとする。

彩も思い出したように「あ、そうそう…ごめん!アヤったら、ちょっとあの子にムカついちゃって…」と謝った。

少し沈黙する二人。

「…つい、興奮して言い過ぎたかも。本当はアヤ、あーゆー子って苦手でさぁ…年下ってわかっても正直、怖かった…」

「え!?でも、全然そんな風には…」

さっきまでの彩を思い返す透花。

「あ、あれね…必死過ぎて、勢いで言っちゃっただけ。あの子、感じ悪かったし〜」

彩は笑いながら弁解する。

バイトが休みだった彩は駅前で買い物をしていたが透花を見かけて声をかけた。

真紀に絡まれてた透花が迷惑そうに見えて思わず加勢したのだと話した

「ところでバイトは?体調悪いなら無理しない方が…」

透花は時間を見ると慌てて彩に挨拶やお礼もそこそこに走って行った。

バイトはなんとか遅刻ギリギリで到着する事ができた。

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