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teardrop

第4章 4滴

お昼休み、松本は職員室で居眠りの事を先生に絞られた。

教室に戻ろうと階段を歩いてた松本は人の話し声に気付く。

階段が螺旋状になっていて姿は見えないが、どうやら3人くらいの女子が話してる。

松本は脅かしてやろうと思い、身をひそめながら近付いていく。

そして、話の内容が聞こえてきた。

「今日も学校来てないし…」

「ちょっと、やり過ぎだったよね?骨折とかしてたりして…」

「それ、ヤバくない?」

声や話し方から、そこに居るのは真紀のグループの子達だな?と松本は思った。

「元々は志穂が成宮に振られた後に、成宮が望月に告ったって噂になったじゃん」

「まぁ、あれは志穂が可哀想だったけど…」

「噂を振り撒いてたのは成宮を振った望月本人だって真紀が言ってたでしょ」

「それで、真紀があいつイイ気になってるから懲らしめてやろうよって言い出してさぁ」

話の内容が気になった松本は脅かすのをやめて聞き耳をたてた。

「望月の友達もさ、うちらにビビって望月に関わらなくなったから、あいつ一人ぼっちなったよね」

「真紀の提案で放課後に呼び出したりしてさぁ…惨めさが滑稽で面白かったけど」

『え…?トーカちゃんって…いじめられてた?』

松本は初めて透花がいじめに合っていたと知る。

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