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teardrop

第4章 4滴

虚しいばかりで盛り上がりに欠ける話が尽きかけてるとこに松本が来た。

藤沢は松本にも好きな子はいるのか聞いてみた。

「いないよ」

サラリと答える松本。

成宮が「ちょっとでも、いいな〜って思う子もいないの?」と聞く。

「うん、いない。ってゆーか別れたばっかりだからね」

松本の爆弾発言に藤沢と成宮は同時に「エーッ!」と声をあげた。

「マツって女いたの?俺、初耳だぞ!」

藤沢が半信半疑でそう言うと、松本は「うん、言ってない…聞かれた事ないから。でも別れてんだし、いちいち言う話でもないでしょ」と答えた。


松本は見た目は身長が170センチもない小柄な体型で童顔だ。

よく食べるが、太ってはいない。

どっちかと言えば、そんな話もまだ無縁そうに見える。

動揺しながら詳しく聞き出そうとする藤沢に対して松本は余裕さえ感じるほど平然と話す。

「同じ中学の子と2年くらい付き合ってたんだけど高校が別々になったら会わなくなって…電話で何となく別れよっかって」

松本は笑いながら更に「まぁ、性格良くて見た目も可愛かったけど。今はお前らと遊んでる方が楽しいから暫く彼女はいらないよ」と無邪気に笑った。

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