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teardrop

第4章 4滴

藤沢は平静を取り繕う。

「マツさぁ…その子とどこまで進んだ?まぁ、中学生程度の付き合いだろうから…」

松本はキョトンとした顔で「どこまでって?…ああ、そっちの話?付き合って半年くらい経ってからだったから…中2の冬だったかなぁ」

そこまで言うと松本は二人の顔を見て考える。

成宮はモテるし、藤沢は見た目が遊んでそうなイメージもあるが…

「…あれ?お前らって、まだドウテッ…」

咄嗟に藤沢が松本の頬を挟むように掴むと「それ以上、言ったらコロス」と、顔をひきつらせた。

松本は両手を上げて降参のポーズをとる。

藤沢の手が離れると暫く無言になる…が、思わず鼻で笑って吹き出してしまった。

藤沢が蹴りを入れようとしたが、軽く身をかわす松本。

「悪かったって藤沢!ってゆーか俺、何も言ってねーじゃん」

そう言いながら成宮の周りを逃げ回る。

成宮は素直に松本が羨ましいと感じていた。


結局、いつもの如く三人は松本の家で遊ぶ事にした。

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