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捨て犬

第17章 もっと・・近くに

エミは
疲れていたのか
ホッとしたのか

薬のせいなのか

俺の腕の中で
スヤスヤと
眠りはじめた


俺といると
すぐ寝ちゃうんだ

エミは。



まだ、昼飯食ってないな

エミが起きたら
久しぶりに
おにぎり
握ってやろう


よろこぶかな・・エミ。



そっと
エミから腕を抜き
俺はおにぎりの為に
米を研いだ

そして
静かに玄関のドアを開けて
近くのコンビニまで
買い出しに出かけた




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