果てない空の向こう側【ARS】
第8章 握る(雅紀)
ミ「ただいま〜」
ミッチャンが仕事から帰ってきた。
雅「おかえり、ご飯できてるよ。」
ミ「ありがとう〜」
ミッチャンは手を洗うと、座卓の前に座った。
ミ「あのね、雅紀くん。今日、赤ちゃんが動いたのよ。」
雅「え、ホント!?」
俺はミッチャンに駆け寄り、まだあまりふくらんでいないお腹をなでた。
雅「うーん、わかんない…。」
ミ「今は動いてないわよ。でももっと大きくなったら、ポコポコ動くんだって。」
雅「楽しみだな〜! おーい、赤ちゃん! パパですよ! 大きく育てよ!」
俺はお腹の中の赤ちゃんに話しかけた。
ミッチャンがそれを見て、クスクス笑った。
幸せだと思った。
ミッチャンがいて、お腹の赤ちゃんがいて、笑って暮らして、本当に幸せだと思った。
その時、電話がなった。
母さんからだった。
母『雅紀、お風呂の電球が切れたのよ! 取り替えに来てくれない!?』
雅「なんだよ、そんなこと智兄がやればいいじゃん!」
母『智じゃ、椅子に乗っても届かないのよ。潤は仕事だし、翔は出張でいないし。』
雅「一日くらい懐中電灯持って入ればいいだろ! いつまでも俺を頼らないでよ!」
俺は電話を切った。
ミッチャンが心配そうな顔をしている。
雅「なんでもないよ、ご飯食べよ。」
俺は食事の用意をした。
ミッチャンが仕事から帰ってきた。
雅「おかえり、ご飯できてるよ。」
ミ「ありがとう〜」
ミッチャンは手を洗うと、座卓の前に座った。
ミ「あのね、雅紀くん。今日、赤ちゃんが動いたのよ。」
雅「え、ホント!?」
俺はミッチャンに駆け寄り、まだあまりふくらんでいないお腹をなでた。
雅「うーん、わかんない…。」
ミ「今は動いてないわよ。でももっと大きくなったら、ポコポコ動くんだって。」
雅「楽しみだな〜! おーい、赤ちゃん! パパですよ! 大きく育てよ!」
俺はお腹の中の赤ちゃんに話しかけた。
ミッチャンがそれを見て、クスクス笑った。
幸せだと思った。
ミッチャンがいて、お腹の赤ちゃんがいて、笑って暮らして、本当に幸せだと思った。
その時、電話がなった。
母さんからだった。
母『雅紀、お風呂の電球が切れたのよ! 取り替えに来てくれない!?』
雅「なんだよ、そんなこと智兄がやればいいじゃん!」
母『智じゃ、椅子に乗っても届かないのよ。潤は仕事だし、翔は出張でいないし。』
雅「一日くらい懐中電灯持って入ればいいだろ! いつまでも俺を頼らないでよ!」
俺は電話を切った。
ミッチャンが心配そうな顔をしている。
雅「なんでもないよ、ご飯食べよ。」
俺は食事の用意をした。