果てない空の向こう側【ARS】
第11章 果てない空の向こう側(智)
そのあと、おれは母ちゃんにこっぴどく叱られた。
分娩室に、夫でもない男が入って来るなんて非常識もはなはだしいと。
冷静になった俺は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしくなって、みっちゃんに平謝りした。
みっちゃんは、お産で体力と気力を使い果たして俺の乱入はほとんど覚えてないらしい。
それぐらい、お産は大変なものなのだ。
みっちゃんと赤ん坊が、病室に移って落ち着いてから、あらためて赤ん坊と再会した。
赤ん坊は、出産直後のむくみや水分も抜けて、赤ん坊らしい肌色になっていた。
智「かわいいな。」
みっちゃんは、にこりと微笑んだ。
雅「だって、俺たちのベビーだよ? かわいいに決まってんじゃん!」
智「おー、よしよし。おじさんだよー。」
俺は赤ん坊のほっぺをつついた。
雅「おいおい、せっかくベビーが寝てるんだから起こさないでくれよ。」
俺は構わず赤ん坊の手を触ったら、赤ん坊は俺の指を握った。
智「おー、そうかそうか。おじさんのことが好きか?」
雅「もー、おじさんというより、おじいちゃんだね。」
雅紀とみっちゃんは、顔を見合わせて笑った。
分娩室に、夫でもない男が入って来るなんて非常識もはなはだしいと。
冷静になった俺は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしくなって、みっちゃんに平謝りした。
みっちゃんは、お産で体力と気力を使い果たして俺の乱入はほとんど覚えてないらしい。
それぐらい、お産は大変なものなのだ。
みっちゃんと赤ん坊が、病室に移って落ち着いてから、あらためて赤ん坊と再会した。
赤ん坊は、出産直後のむくみや水分も抜けて、赤ん坊らしい肌色になっていた。
智「かわいいな。」
みっちゃんは、にこりと微笑んだ。
雅「だって、俺たちのベビーだよ? かわいいに決まってんじゃん!」
智「おー、よしよし。おじさんだよー。」
俺は赤ん坊のほっぺをつついた。
雅「おいおい、せっかくベビーが寝てるんだから起こさないでくれよ。」
俺は構わず赤ん坊の手を触ったら、赤ん坊は俺の指を握った。
智「おー、そうかそうか。おじさんのことが好きか?」
雅「もー、おじさんというより、おじいちゃんだね。」
雅紀とみっちゃんは、顔を見合わせて笑った。