果てない空の向こう側【ARS】
第10章 ワンダフル・ワールド(潤)
夜には、話を聞きつけて雅紀兄も仕事終わりに飛んで来た。
雅紀「へー、同じ名前なんて珍しいね。漢字とカタカナの違いがあっても、ややこしいんじゃない?」
雅紀がから揚げを揚げてくれた。
智「何かいい方法ねーかな。あちっ! しかし雅紀のから揚げはサイコーだな。」
母「そうだ、翔に聞いてみればいいんじゃない?」
ジー「翔さんって、潤にブーツをプレゼントした?」
俺はすぐにパソコンで翔兄にビデオ通話をつないだ。
画面にあらわれた翔兄を見て、ジーが顔をポッと赤らめた。
俺はジーに軽くひじ鉄くらわせた。
潤「翔兄、かっこいいだろ? 自慢の兄貴だから。」
智雅紀「「聞き捨てならないな!俺も兄貴だぞ!」」
翔『はじめまして、潤の兄の翔です。いやー、潤にこんな素敵な結婚相手が見つかったなんて。どうか潤をよろしく頼みます。』
翔兄は、画面の向こうで深々と頭を下げた。
俺は、翔兄に二人の名前のことで相談した。
翔兄はしばらく唇に指を当てて話を聞いていた。
翔『じゃあ、夫婦別姓にすれば?』
戸籍上はどちからの姓にして、実生活はお互い今までの姓を使う、という案だ。
翔『ジュンさんも、お仕事上、名前が変わるのは不都合あるだろうし。そもそも、女性が男性の姓にならないといけないこともないしね。』
そんな話をしていたら、リビングのドアを開けて和兄が入って来た。
雅紀「へー、同じ名前なんて珍しいね。漢字とカタカナの違いがあっても、ややこしいんじゃない?」
雅紀がから揚げを揚げてくれた。
智「何かいい方法ねーかな。あちっ! しかし雅紀のから揚げはサイコーだな。」
母「そうだ、翔に聞いてみればいいんじゃない?」
ジー「翔さんって、潤にブーツをプレゼントした?」
俺はすぐにパソコンで翔兄にビデオ通話をつないだ。
画面にあらわれた翔兄を見て、ジーが顔をポッと赤らめた。
俺はジーに軽くひじ鉄くらわせた。
潤「翔兄、かっこいいだろ? 自慢の兄貴だから。」
智雅紀「「聞き捨てならないな!俺も兄貴だぞ!」」
翔『はじめまして、潤の兄の翔です。いやー、潤にこんな素敵な結婚相手が見つかったなんて。どうか潤をよろしく頼みます。』
翔兄は、画面の向こうで深々と頭を下げた。
俺は、翔兄に二人の名前のことで相談した。
翔兄はしばらく唇に指を当てて話を聞いていた。
翔『じゃあ、夫婦別姓にすれば?』
戸籍上はどちからの姓にして、実生活はお互い今までの姓を使う、という案だ。
翔『ジュンさんも、お仕事上、名前が変わるのは不都合あるだろうし。そもそも、女性が男性の姓にならないといけないこともないしね。』
そんな話をしていたら、リビングのドアを開けて和兄が入って来た。