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果てない空の向こう側【ARS】

第3章 四男・和也(漫画家)

国「正式には、午後にある編集会議にかけて決定する。追って連絡するよ。」


和「は、はい!」


国分さんが右手を出した。


国「五十嵐カズ先生、デビューおめでとう。」


和「あ、ありがとうございます!」


俺は国分さんの右手を、両手で握り返した。


国分さんに礼を言って帰り支度を始めると、国分さんが何やら思い出したように言った。


国「そうだ、五十嵐くん。あのさ…。」


和「はい、え、あの…、ええっ!?」

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