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果てない空の向こう側【ARS】

第3章 四男・和也(漫画家)

3ヶ月後、俺の漫画が載った月刊ストームが発売になった。


夜に城島先生の仕事を終えて帰ると、智兄が泣きながら月刊ストームを読んでいた。


和「何も泣かなくても…。」


そこに翔兄が帰ってきた。


翔「和也!」


翔兄は玄関から真っ直ぐ俺に向かって突進して抱きついてきた。


その手には、月刊ストームが握られていた。


雅兄も潤も月刊ストームを手に走って帰ってきた。


最後に母さんが帰ってきた。


智兄が母さんに月刊ストームを渡した。


母さんはパラパラとページをめくった。


母「まぁ…。」


母さんはそのまま父さんの仏壇の前に行き、線香に火を点け、月刊ストームを供えた。


母「お父さん、和也はちゃんと漫画家になりましたよ…。」


そう言って手を合わせた。

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