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果てない空の向こう側【ARS】

第4章 二男・翔(商社勤務)

店には、村上とご両親らしき中年の男女がエプロン姿でカウンターに立っていた。


あと、数組の客が賑やかに食事をしていた。


村「おとん、おかん、このイケメンが櫻井君。まぁ、俺には負けるけどな。」


翔「櫻井です。村上君にはお世話になっています。」


村上の軽口は無視して、ご両親に挨拶した。


母「翔の母です。息子がいつもお世話になりまして、ありがとうございます。」


母さんも、村上とご両親に頭を下げた。


村上父「櫻井さん、堅苦しいのはやめにしまひょ!うちこそこのゴンタクレが迷惑かけてますやろ?」


村上のお父さん…、大将は豪快に笑った。


村上母「さぁさぁ、座ってください。」


村上のお母さん…、女将さんは席を進めてくれた。


村「まずは駆けつけ三杯や。ほら。」


村上が、赤い色のドリンクが入ったジョッキを2つ持ってきた。

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