ディアブロ☆~共同生活約150日~
第2章 共同生活!?
「あっ多田さん!
おはよーございまーす!」
『!?』
(彼は…寺岡純!
グループの最年少で
弟キャラの子だ…。
服装もラフだし
髪の毛もセットしてないけど
オーラはある…。)
「寺岡くん、おはよう。
紹介するわね。
今日からここに住み込みで
家政婦をしてもらう
須藤陽菜さん。」
『はじめまして。
須藤陽菜です。
よろしくお願いします。』
「あぁ!よろしくね。
寺岡純です。
純でいいよ~」
彼は満面の笑みで
私に握手をした。
(良かった…。
いい人そうだなぁ。)
「寺岡くん、みんなを呼んでくれる?」
「はーい!」
純くんは小走りで
メンバーを呼びに行った。
(それにしても…広い部屋だな。
リビングの向こうには
街全体が見渡せる一面の窓…。
それにメンバー5人の部屋に
私の部屋か…。)
「須藤さん。
先にあなたの部屋に案内しますね。
あなたの部屋はそこよ。」
『あっ、はい。』
私の部屋はリビングから
お風呂場へ行く途中で
リビングから一番近い扉だった。
中は8畳くらいの部屋。
多田さんの言っていた通り
ベッドは用意してあった。
「荷物を置いておいて。
さ、リビングに座りましょう。」
『はい…。』