ディアブロ☆~共同生活約150日~
第2章 共同生活!?
(さっきの素っ気ない態度の彼は…
藍沢琉斗ね。
メンバー唯一の黒髪で
プライベートでも
無口なクールキャラかぁ…。)
(そして…優しく声を
掛けてくれたのは
ディアブロ☆一番人気の
王子様、菅原奏太。
普段からあんな王子様スマイル
しちゃうんだあ…。
格好いいな。
みんな意外とプライベートでも
いい人なのかな?
芸能人って裏ではめちゃくちゃ
嫌なヤツとかありがちな
話だけど…)
「いや~やっぱ陽菜ちゃんを
雇ってよかったね♪」
『!?』
そう言って水輝くんが
私の腰に手を回してきた。
「そうだね!
やっぱ可愛い家政婦さんだよね。
僕、お母さんみたいな
おばさん家政婦はいやだよ。」
純くんは相変わらず無邪気に
笑って水輝くんに答えた。
「やっぱり本物のほうが
可愛いね。
美味しいごはん、作ってね♪」
奏太くんは優しく微笑んで
私に声を掛けた。
『え?あの…本物の方が
って…?』
私は奏太くんの言葉が
気にかかって
問いかけた。