ディアブロ☆~共同生活約150日~
第20章 過労
「あ…陽菜ちゃん帰ってたんだ。
逞くん大丈夫だった?」
『奏太くん。昨日はありがとうございました。
逞くんの目が覚めたので帰って来ました。』
奏太くんが一番に起きてきて
逞くんの容態を話した。
それからみんなが起床して
また少し暗い朝食が始まった。
『そういえば…逞くんに荷物
持って行くって言ったんですけど…
部屋勝手に入れないし
どうしたらいいですかね。』
「あぁ~そっかぁ。
…俺今日仕事の合間結構あるから
その間に買ってってあげようか?」
水輝くんが少し考えて
そう提案してくれた。
『買って行くなら私が…。』
「充電器とかタオルならまだしも
下着とか陽菜ちゃんじゃ
買いにくいでしょ。
病院そんな遠くないし平気だよ。」
『ありがとうございます。』
逞くんの身のまわりの物は
水輝くんに任せて
私はみんなを見送ったあと
仕事に取りかかった。