ディアブロ☆~共同生活約150日~
第20章 過労
『ふぅ…。』
午前中にやることを済ませた私は
1人で軽く朝食を食べた。
(あとは夕食の買い物だけか。
逞くんの病院行ってみようかな。)
そう思い立った私は
急いで病院へ向かった。
「あれ?陽菜ちゃん!」
私が病室に向かう途中
向かいから歩いてくる
水輝くんの姿が見えた。
『あ、水輝くん!
逞くんに荷物届けてくれたんですね?』
「うん。今会ってきた。
思ったより元気そうで良かったな。
わざわざお見舞い?」
『はい…少し時間あったので
ちょっと様子を見に…。』
「へぇ…。
陽菜ちゃん、ちょっと来て♪」
『?』
水輝くんは私に手招きをしたので
近寄った途端
私の腰を引き寄せて
薄暗く細い廊下に引き込んだ。
『水輝くん?
…んっ!』
私が状況を把握しないうちに
水輝くんは壁に押しやった
私の唇にキスをした。