テキストサイズ

ディアブロ☆~共同生活約150日~

第1章 美味しい!?アルバイト




一人ずつ番号が呼ばれ

面接室へと向かっていく。




一人だいたい2、3分だろうか。






(一人にそんな長時間

使ってられないよね

この人数じゃ。)








「48番の方どうぞ。」



『はいっ。』






しばらく待ってから

私の番号が呼ばれ

私は面接室へ向かった。






『失礼いたします。』



「どうぞお掛けください。」



『はい。』



「では面接を始めます。

まずはお名前をお願いします。」



『はい。須藤陽菜です。』



「現在一人暮らしとのことですが…

住み込みでのお仕事は

大丈夫ですか?」





(え!住み込みなの?

まぁ受かりそうに

ないんだから

とりあえずいいって

言っておこう。)





『はい、大丈夫です。』



「一人暮らしですと

家事は問題ないかと

思いますが

お料理は得意ですか?」



『はい、料理は得意です。』








初めは身の回りに関する

質問や家事について聞かれた。




もうそろそろ時間かな

と思っていたが

私への質問はまだまだ

続いた。







「現在お付き合いされている

男性はいらっしゃいますか?」



『いえ…いません。』



「男性に苦手意識がお有りですか?」



『いいえ。そういう訳では

無いのですが

私は先月海外から

帰国したばかりで…。』



「そうですか。

初体験はいつですか?」



『じゅ…13歳です…。』







(なんてこと聞くの!?

男の人の家で家政婦を

やる可能性もあるから

男性が苦手か聞くのは

まだわかるけど…

初体験なんて全然

関係ないじゃんっ。)







「ありがとうございました。

結果は連絡を持って

お知らせいたします。

明後日の夕方6時から

夜8時の間に電話が

無ければ不合格と思ってください。」



『わかりました。

失礼いたします。』










ストーリーメニュー

TOPTOPへ