ディアブロ☆~共同生活約150日~
第7章 神崎逞―カンザキ タクマ―
「お前、結構強いんだな。
関心した。
もし本当に嫌なことあったり
もう辞めたいって
本気で思ったらいつでも
相談しろよ。
誤解しないで欲しいのが
俺は好きな奴以外
絶対抱かないから。
多田さんもいるけど
俺がメンバーにガッツリ
言うのが一番効果的だし。」
『ありがとうございます。』
「頑張ろうな。」
逞くんはそう言い残して
自室に戻った。
(あんなかっこいいこと
言っちゃったけど…。
実際流されてHしちゃった
私も悪いよね…。
でも逞くんがいい人だって
わかったし
誉めてもらえたし
いいってことにしとこ。
それに頑張ろうって
言ってくれたの…
嬉しかったな。)
―ガチャ。
私が気分良く仕事をしていると
着替えた逞くんが
部屋から出てきて
リビングのソファに座った。
「…お前は他人に秘密を
言わなさそうだから
話しておく。
けど本人の了承得て
話してるわけじゃないから
話半分で聞いてくれ。」
『はい…。』
逞くんはさっきに増して
真剣な表情で
私に語りかけた。