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A family is the best

第5章 優しさ

――――――

部屋にはいると、案の定雅がベッドの上で漫画を読んでた。(笑)

最近おいらの買ってきた漫画にハマってるんだって。

潤は、おいらのうしろに隠れてる。

智「雅~。」

って呼ぶと、

雅「ん?」

って、漫画をおいて返事をする。

智「ほら。潤。」

と、潤を雅の前に連れていく。

雅がすこし戸惑ったようにおいらを見る。

おいらは、雅に大丈夫だよって微笑みかけると、雅は潤を見つめた。

しばらくの沈黙。

仕方なくおいらは

智「じゅ~ん。雅になにか言いたいことがあるんじゃなかった?」

って、促してあげる。

すると、

潤「今までごめん。勘違いしてた。こんな俺だけど、兄弟としてまた仲良くしてくれないか?」

と、ちゃんと言えた。

すると、

雅がニコって笑って、

雅「潤にぃ‼」

って叫んで、潤に抱きついた。

慌てて潤が受け止める。そして戸惑うようにおいらを見た。

おいらはそんな潤を見てクスクスと笑った。

智「ま~さ。潤が困ってるよ?放してあげな。」

と言うと、雅が潤から離れた。

雅「潤にぃ。もう避けたりしない?ずっとそばにいてくれる?」

って、心配そうに潤に聞いた。

潤「もちろん。まーは俺の大事な弟だから。ほんとにごめんな。」

って、今度は潤の方から雅を抱き締めた。

抱き締められた雅は嬉しそう(^_^)

智「よかったね。雅。」

その光景に、ほっとした。

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