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A family is the best

第3章 日常

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部屋に入ると、まだベッドの上で頭から布団をかぶって丸まって寝ていた。

智「ま~さ‼おきて。ほら。ねぇ。」

体を揺すると、

雅「ん~。」

雅が布団から顔を出してすぐに起き上がる。

智「おはよう。雅。今日は平気?」

そう言って華奢な体を抱き締める。

それはいつもやっていること。大丈夫だよって、そばにいるからって伝える。

それに体調を崩しやすい雅の熱がないかの確認でもある。

雅「おはよぉ……智にぃ。今日は大丈夫みたい。」

その言葉の通り熱はないみたい。

智「ご飯食べよ。おいらの部屋においで。ちゃんと顔洗ってきなよ。」

雅「うん。」

雅の部屋の目の前に洗面所がある。

それは、雅とおいら専用。他の三人は1階にある洗面所を使ってる。

智「じゃあ、おいら下にいくね。おいらの部屋に先に行ってて。」

雅「はぁい。」

返事を聞いて、雅にむかって微笑む。

そして、階段を降りて1階に。

そこには、ほかの兄弟3人がリビングに揃っていた。

智「おはよ、和、潤。」

和「おはようございます。智にぃ。」

潤「おはよ。」

挨拶して、キッチンに向かう。

そこには料理が二人分。

よかった。用意してある。

それをもって、二階に上がろうとしたとき、

和「智にぃ。電話なってましたよ?さっき。智にぃ宛の。智にぃ寝てたんで後でかけなおすって言ってました。」

後ろから、もう行く準備満タンの和の声がした。

振り返ると、もう皆行くみたい。

智「ありがと、和。三人ともいってらっしゃい。気を付けてね。」

三人「行ってきます。」

階段のとこを通ったとき、和が上を少し睨んだ。

3人が出ていったのを確認して、玄関のドアに鍵をかける。

おいらは持っていた料理の乗っているお盆をリビングにあるテーブルにおいた。

そして、

智「雅。そこにいるんでしょ?降りておいで。」

と声をかける。

すると、雅が降りてきた。

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