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A family is the best

第3章 日常

翔side


翔「はぁ……何なんだよ。どうして智にぃは許せるの?」 

何てブツブツ言いながら、階段を降りる。

そういえば言ってたっけ?俺らが雅紀を嫌う理由。

それは、両親を奪ったから。

小さいときから体が弱かった雅紀は、いつも両親がそばにいた。

ちょっと嫉妬はしてたけど、両親もそれがわかっていたのか俺達にもとても優しくていい家庭、家族だったと思う。

でも、ある日に起きた事件によって、それが崩れた。

事件が起きた日。その日は雅紀がいつもよりも高熱で寝込んでて、両親は甲斐甲斐しく看病をしてた。

でも、全然下がらなくて病院に行くことになって、雅紀と三人で車に乗って向かった。

事件が起きたのはその向かっている途中。

その日は、結構な大雨で危険だった。

両親と雅紀が乗っている車に、横から車が突っ込んで事故を起こした。

運転していた父さんは即死。母さんはかろうじて生きていたけれどそのあと病院で亡くなった。

でも、雅紀だけが助かった。

それが許せなかった。なんで両親は死んだのに雅紀だけが助かったの?

それから、智にぃ以外は雅紀を拒絶するようになった。

それが雅紀を嫌う理由。

そんなこんなで今も続いている。

話を戻すね。

下に降りると、もうすでにご飯を食べ終わりそうな二人。

翔「先に食ってんのかよ。」

和「笑笑。だって翔にぃおそいんだもん。」

潤「おなじく。さっさと食べちゃいなよ。遅れるよ?」

翔「やばっ‼」

席についた俺は、テーブルに置いてある朝御飯をめちゃくちゃ早く胃に放り込んだ。

和「笑笑。」

笑っている和は、着替え終わりそう。

潤は、食器を洗ってる。

俺は、早食い中。(笑)

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