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隣人は狼系男子っ!

第1章 だって!ずっと好きだったんだもん!

「あのさ。じゃあこれからは演技じゃなく感じるようになります! ってそんなことできるの? 無理っしょ」

「そ、そんなこと……!」

「いやー無理無理無理。全然濡れてなくてぇ? まったく感じてる気配のないお前がぁ? いきなり感じるようになるわけねぇじゃん」

光太の顔がどんどん意地悪になっていく。

「そもそもお前、大学東京じゃん」

東京の部分を妙に強調し、鼻で笑うように言い放つ。

「お前は遠距離でうまくやろうとか考えてたのかもしれないけど俺は無理。セックスさせてくれないんだったらお前と一緒にいる意味ねぇし」

あまりの言葉に目の前が真っ暗になった。


そこからの記憶がない。

あのあと、光太がなんて言ったのか、自分が何を言ったのか、どうやって家まで戻ってきたのかも思い出せない。

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