
方位磁石の指す方向。
第7章 scene 6
二宮side
『翔さんがもし、
俺とシたいって言ってきたら
俺はどう対応するべきなんだろう。』
…そんなことばかり考えていた。
今日のあの一件で
俺は寝れなくなっていた。
胸が苦しくて、いっぱいになる。
この感覚はいつか体験した。
…そうだ。片想いのときだ。
こんなに苦しいなら
恋なんてしたくないけど。
好きになった方が負けだし
もう多分抜けられない迷路に
迷い込んじゃったんだと思う。
それくらい翔さんが好きで、
好きで好きでたまんなくて。
でもこれ以上の関係は崩したくないし
困らせたくなんてないから。
だから俺は、いつまでもこの状況から
抜け出せないんだ。
もっともっと、俺が素直になれば、
翔さんは俺のことを
好きになってくれる…?
むしろ、今のままでいた方が
いいのかな…?
「わっかんねー…。」
ひとりで頭を抱えて、
ベッドの上でごろごろして。
課題なんて手につかないし、
やろうとも思ってないけど。
…こういうときは、
誰に相談したらいいんだろう…。
…智…は、なんかやだし…。
相葉さんはめんどくさそう。
潤くんは…そういうの興味ないしなぁ…
どうしよ。
…もうこうなったら、
翔さんといる時間をもっと増やして
俺が素直になればいいのかな…。
これでも頑張ってるんだけどね?
素直に素直にって。
今日だって…
いつもより頑張ったんだから。
『翔さんがもし、
俺とシたいって言ってきたら
俺はどう対応するべきなんだろう。』
…そんなことばかり考えていた。
今日のあの一件で
俺は寝れなくなっていた。
胸が苦しくて、いっぱいになる。
この感覚はいつか体験した。
…そうだ。片想いのときだ。
こんなに苦しいなら
恋なんてしたくないけど。
好きになった方が負けだし
もう多分抜けられない迷路に
迷い込んじゃったんだと思う。
それくらい翔さんが好きで、
好きで好きでたまんなくて。
でもこれ以上の関係は崩したくないし
困らせたくなんてないから。
だから俺は、いつまでもこの状況から
抜け出せないんだ。
もっともっと、俺が素直になれば、
翔さんは俺のことを
好きになってくれる…?
むしろ、今のままでいた方が
いいのかな…?
「わっかんねー…。」
ひとりで頭を抱えて、
ベッドの上でごろごろして。
課題なんて手につかないし、
やろうとも思ってないけど。
…こういうときは、
誰に相談したらいいんだろう…。
…智…は、なんかやだし…。
相葉さんはめんどくさそう。
潤くんは…そういうの興味ないしなぁ…
どうしよ。
…もうこうなったら、
翔さんといる時間をもっと増やして
俺が素直になればいいのかな…。
これでも頑張ってるんだけどね?
素直に素直にって。
今日だって…
いつもより頑張ったんだから。
