方位磁石の指す方向。
第5章 scene 5
二宮side
まだ顔が熱い。
これが終わったら…
翔さんとデート。
…すっごい楽しみ。
ほら、ちゃんとしたデートらしき
ものはしてなかったから。
楽しみなんだよね。
「…あ、」
今日、天気予報ずーっと晴れだ。
…よかった。
雨じゃ試合なんかやりにくいもんね。
翔さん……。
俺、ちゃんと応援してるから
見つけてね?
見つけなきゃ許さないんだから。
…なんて。
見つけられるわけ、
ないよね。
「おい、いくぞー
つか置いてくぞ!」
「ま、待って!」
智のあとに着いて、
階段を降りる。
…あ、
…やっぱりいいか。
今日は、今日だけは忘れよう。
「え、お前携帯持ってきてねえの?
はぐれたらどうすんの?」
「そ、そんな子供みたいなこと
するわけないでしょ!」
「いや、お前なら有り得るだろ。」
「…バーカ」
翔さんも智も、俺を子供扱いする。
1歳しか歳変わらないのに。
まだ顔が熱い。
これが終わったら…
翔さんとデート。
…すっごい楽しみ。
ほら、ちゃんとしたデートらしき
ものはしてなかったから。
楽しみなんだよね。
「…あ、」
今日、天気予報ずーっと晴れだ。
…よかった。
雨じゃ試合なんかやりにくいもんね。
翔さん……。
俺、ちゃんと応援してるから
見つけてね?
見つけなきゃ許さないんだから。
…なんて。
見つけられるわけ、
ないよね。
「おい、いくぞー
つか置いてくぞ!」
「ま、待って!」
智のあとに着いて、
階段を降りる。
…あ、
…やっぱりいいか。
今日は、今日だけは忘れよう。
「え、お前携帯持ってきてねえの?
はぐれたらどうすんの?」
「そ、そんな子供みたいなこと
するわけないでしょ!」
「いや、お前なら有り得るだろ。」
「…バーカ」
翔さんも智も、俺を子供扱いする。
1歳しか歳変わらないのに。