バカじゃないの!?
第4章 看病
五階につき
部屋の前まで来た
505号室
部屋に入ると
予想通り中も狭かった
キッチンがあって
すぐそこが部屋
靴を脱ぎ
ベッドに運ぶ
「ねぇ、1人暮らしなの?」
「あぁ…もう帰っていいぞ…ゴホッ」
咳まで出てきたのか…
家に送ればその後は
家族がなんとかしてくれる
だろうと思ったけど…
私はベッドから離れ
冷蔵庫の中を探る
「なんもないじゃん…」
部屋の中央のテーブルには
食べたカップラーメン。
かろうじてお米と卵はあるし…
「よし、作るか」
チラッとベッドに寝る
北条聖夜を見ると
寝ているのか目を閉じていた